インメルマン・ダンス

主に嫌いな物や腹立つ物について書いていきます。

この俺が日本をより良い国に変えてやろうって話

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どうも。NEO共産党所属の新進気鋭激アツ政治家、DESUGAです。

(このブログは現実に存在するいかなる名称・団体とも一切の関係がございません)


先日岸田首相によって発表された、10万円再給付。

のちに困窮している学生に対して広く給付するという方針に切り替わったが、しかし、その前案は「18歳以下のクソガキにばら撒く」というものだった。


僕なら10万円全額をヒリつくような熱いパチンコに全ツッパしてパチンコ業界を潤すことが出来るのに、まだパチ屋に入ることも出来ない赤子同然のションベンガキどもに配るとはどういう了見か。

DESUGAは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を取り除かなければならぬと決意した。DESUGAには政治がわからぬ。DESUGAは、パチ屋の養分である。シンフォを打ち、源さんを打ち、海物語を打ち、『いつものラウンド』の2ラウンド目くらいに出てくるマリンちゃんにつつかれて「可愛い~」って言われてる8図柄の魚と遊んで暮らしてきた。


というわけで、政治が分からないなりに、日々忙しく政治をしたり頑張って政治をしたりご飯とおかずと汁物をバランスよく順番に三角政治したりしている岸田首相に代わって、このDESUGAが政策の立案をしてあげようというわけだ。

その立案というのが、これ。


『幸福税』


である。


岸田首相はどうやら、コロナ禍で大変な思いをしている子育て世代を応援する目的で18歳以下の被保護者に対しての給付を考えたようだが、

これは大きな間違いである。全くの逆!もぉ~~~~マジでバカ!チョ~バカ!こいつ絶対小学生の時鼻クソ食べてた!お道具箱とかバリ汚い!!

普通に考えて、「この人と一生涯生活を共にしたい」と思ってくれる異性がいる時点で、子育て世代なんてみ~~んな『幸福』なのである。

それを?日々パチンコで負けたりチンピラに金を騙し取られたり完結したらまとめ読みしようと楽しみにしていた漫画が永遠に休止したりと『不幸』尽くしの生活を送っている僕のような人間から巻き上げた税金から?10万円給付?

馬鹿も休み休み言え。

逆である!

ただでさえ幸福に満ちている子育て家庭に、さらに10万円という幸福をプレゼントしてどうするのだ。

逆なのである。こうするべきだ。


マニフェスト

幸福な子育て家庭から10万円を没収し、パチンコしか楽しみのないような不幸な人間に再分配する


人は平等でなければならない。一票の格差是正、男女雇用機会均等法、全て平等という目標のもとに掲げられた問題への取り組みではないのか。

ならば、生きとし生けるもの全てが追い求める『幸福』こそ平等を目指さなくてどうする。

富の再分配。令和のねずみ小僧。令和の五右衛門。人生が充実している奴は金なんかなくても幸せなはずである。ならば、金と博打とオナニーにしか幸せを見いだせない僕みたいな奴にこそ金は与えられるべきである。

これが神聖NEO共産党党首DESUGAの繰り出す政策三本の矢、最初にして最大の一本。デスノミクスの切り札である。


さて、次に改善されなければならない社会問題とはなにか。

先述した通り、この世は平等でなくてはならない。ブリタニア帝国の王は人は平等ではないとかほざいていたが、そんな主張がSDGsの叫ばれるこの現代に許されてなるものか。

一本目の矢では、金銭面での不平等を解消した。

次に僕の打ち出す政策、それは……


マニフェスト

コンビニの店員に「ありがとう」を言わない者には、その者の職業に応じて罰を与える


このコロナ禍において、「withコロナ」だの「ソーシャルディスタンス」だのと一緒に、広く叫ばれていた言葉がある。

それは、「医療従事者に感謝」。

日々数百数千と発生するコロナ陽性者に対応する医療従事者に対して、みんな感謝しようという馬鹿げた言葉だ。

僕に言わせれば愚かだとしか言いようがない。

テレビで、ネットで、医療従事者はこのコロナ禍に何を声高に主張していた?

「今は経済よりも医療を」、「病床確保を何より優先しろ」。

奴らにとっては飲食店や小売店たちの悲痛な叫びなどどうでもいいのだ。コロナ第一波、自粛要請に応じないパチンコ屋が公表された時、医療従事者を自称する者たが、SNSでここぞとばかりにパチンコ屋を非難している様を何度も見てきた。

たしかに医療従事者がコロナ沈静化に大きく貢献したのは事実である。しかし、コロナで大変な思いをしているのは医療従事者だけではないのだ。医療従事者らは、医療従事者という社会的に高い地位を利用して、パチンコ屋から居酒屋やバーや風俗店など、社会的にあまりいい顔をされない弱者たちを踏みにじる言説を唱えてきた。

社会的強者が社会的弱者を蔑ろにすることは許されてはいけない。なればこそのこの政策である。

多分この世で一番身分が低い職業はコンビニバイトだろう。安い賃金で、何十個ものタスクを覚えさせられ若い労働力が買い叩かれている。

社会的身分の高い者に限らず、コンビニの店員を自動ロボットのように扱い、無言で不機嫌そうに商品をカウンターに置いて買い物を済ませてありがとうも言わず退店していくことは褒められたことではない。

そこに罰則を設ける。コンビニバイトを雑に扱う行為を、正式に犯罪として認めるのだ。社会的身分の低い者たちがストレスを溜めずに働きやすい社会をつくる。それがこの政策の目的である。

とりあえず医者がこれに違反した場合は死刑。公務員は無期懲役。同じくバイトの身分で違反した場合は、その場で「めっ!」って言う。


なかなか良い社会が作られようとしているのではないだろうか。経済格差も職業差別もない、ユートピアが形作られようとしている。

この調子で、三本の矢最後の政策を発表しよう。

経済格差、職業差別を解消した次に着手しなければならない社会問題……それはもちろん、過密・過疎地の格差問題である。

過疎地、つまり田舎では言うまでもなく、若者不足によって近い将来に消滅する可能性が危惧されていたり。東京など人口の集中した都市部は都市部で、土地価格が上昇したり、保育園・幼稚園になかなか入れないなどの問題が発生していたり。先ほど軽く触れた一票の格差問題も、もとは地域によって人口に大きな差があることによる問題である。

しかし安心して頂きたい。この超神聖NEO共産帝国幕府第一代征夷大将軍・DESUGAは、この問題、そしてなんと他すべての社会問題を一気に解決しうる最大にして最強の政策を提案できる。

くらえ!!これがデスノミクス最後にして最強の矢だァーーッ!!


マニフェスト

東京受胎


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一昔前の時代に出たゲームで多くの悪役が目的として掲げていた、「世界を壊して新たな世界を創る」というアレの本当の意味が今分かった。

社会問題を全部解決しろ、という無理難題に真剣に向き合った結果、行き着く先はたぶんこれしかないのだ。

リセットである。


一応知らない人のために説明すると、『東京受胎』というのは、アトラスのRPG作品『真・女神転生Ⅲ ~Nocturne~』の冒頭で展開される破滅。簡単に言えば、世界のリセットである。

東京全体を巨大な卵子、人々の「こんな風に社会を動かしたい」という思想を精子として、終わった世界に『思想の受精』を起こし、新たな世界を誕生させる。これこそが東京受胎であり、この社会問題だらけの日本を救う唯一の手段である。

まぁ受胎の際にちょっぴりいっぱい人は死んじゃうかもしれないが、世界を救うためには瑣末事である。しゃーないしゃーない。ドンマイ。ええんやで。切り替えていけ。


というわけでデスノミクス三本の矢、いかがだっただろうか。他に類を見ない超絶有能政策として政治史に刻まれることは間違いないだろう。

よりよい社会を目指して、どうか次の選挙では真・超神聖NEO共産合衆国政府幕府第一代征夷大将軍兼世界大統領のDESUGAに清き一票をお願いします。

あ、そうだ。最後にいちおうもうひとつ政策を提案しておこうと思う。


マニフェスト

嘘を嘘と見抜けるように、インターネットリテラシーの教育を小学生のうちから行わせる


ここまで散々やりたい放題バカみたいなことを書いてきたが、これだけはホントである。

具体的には、ここまで書いてきた内容を本気にしてしまうようなインターネット弱者、いわゆる情弱が少しでも減るように、ネットリテラシー教育を子供のうちから徹底してほしい。


これまでブログを書いてきて、いちばん綺麗にオチがついた気がする。それでは今日はこの辺で。

脳がクソになるゲームの話

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僕は割とボードゲームとかが好きな方である。


ボードゲームを語る上で欠かせないのが、まず何よりも先に、「一緒に卓を囲める友達の存在」である。

先日書いた『カス』というLINEグループの地元の友人らと卓を囲みたいのだが、奴らはボードゲームにあまり興味がなさそうなのだ。

大学にはボードゲームが好きそうな奴が多いが、そういう奴らは大体「顔を合わせば挨拶くらいはするけど、仲がいいというほとではない」くらいの関係性。一緒に卓を囲んで盛り上がるかどうか考えると微妙なところだ。

あと大学のボドゲ好きそうな奴らはほとんどが銀魂ツッコミ系腐女子みたいな奴らなのでぶっちゃけそもそも仲良くしたくもない。ってオイィィィ!!


こんなことを言ってしまってはおしまいなのだが、ボードゲームの欠点として、『面倒くさい』という点がある。

ボードゲームの種類にもよるが、トークンだの勝利条件だのややこしい事前説明が必要だったり、ゲームマスターを1人立てなければいけなかったり。

その面倒くささこそがボードゲームの醍醐味のひとつとも言えるのだが、TVゲームに慣れ親しんだ平成世代の我々にとって、そういったゲームを始める前の煩わしさは、あまりにも大きい『やらない理由』になってしまう。


しかしボードゲームやりたい欲求は日に日に高まるばかり。このまま欲求不満が続けば、大学をボード、気に入らない学生や教授を駒に見立ててボードゲームを始めてしまいかねない。

こうなりゃもうアナログゲームなら何でもいい。

そんなわけで、僕がこれまでに『カス』やその他のグループで遊んできたアナログゲームの中からひとつ紹介したいと思う。

これらのアナログゲームは、何の準備もせず相手さえいればすぐに始められる代わりに全部総じてクソゲーなのだが、これはブッチギリのクソゲーである。脳が糞になるゲームの略としてのクソゲーだ。


その名も、

『逆連想ゲーム』。


相手と交互に言葉を言い合うシンプルなゲーム。

ルールはただひとつ、

『相手の言葉から少しでも連想したと思われるような言葉を言ってはいけない』。

例えば、相手が「りんご」と言ったとして、「赤い」と言ってはいけない。りんごの色から連想したものだからだ。

さらに、「りんご」に対して「ゴリラ」などもアウト。しりとりの要領で連想したと見なされる。


このルールでゲームを進めていくと、具体的にはこんな感じになる。


「りんご」

ドグラ・マグラ

チャージマン研

「吉田羊の酒場放浪記」

北朝鮮

ToLOVEるダークネス

「歯」

岩波書店

「スパンコール」

「唐揚げ粉」

「ひらがなの『ち』」

ニョロゾ

「消防車」


ここで相手プレイヤーから『チャレンジ』がかかる。

『チャレンジ』とは、相手の提出した言葉が自分の言った言葉から連想したものなのではないかと異議を申し立てる行為である。

議論によって、連想したものであると認められればその時点で勝敗が決する。

議論によって、連想したものであると認められなければ、試合は続行される。

各プレイヤーに与えられた『チャレンジ』の権利は2回までである。


「あなたは私の『ニョロゾ』から、ニョロゾといえば水タイプ、水タイプといえば炎に強い、という連想で『消防車』と言いましたね?」

異議あり。消防車が消化のために使う消防材は、動物の角などから採取した蚕白質という素材を使った薬剤です。水タイプとは似て非なるものです

「しかし火災の多くを占める普通火災に対しては通常の放水が用いられるはずです。それを無視してレアケースを元に論じるのはフェアではないのでは?」

「うるさい!!!!!!!!!!」


議論終了。消防車の負けである。

この勝負では比較的常識の範疇の言語だけが使われたが、勝負が長引いてくるとお互いに開き直ってマジでクソみたいな戦いが展開されることになる。


「砂場」

六波羅探題

「へなちょこ」

「セベス」

「チョロンコ」

「いまげ」

「じょん汁」

「南米アフリカプロサイキック空手トーナメント」

「おはよう」

「チミミ」

「ひぐひぐ風邪ま〇こ」

草刈正雄

「オープンナパパカルゼモス」

「らにち」

安楽死

東方仗助


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人は人生の中で様々な選択を迫られる機会がある。今回の場合、今この文章を読んでいるあなたは『不正解』の選択肢を引いてしまっていることになる。途中で読むのをやめてブラウザバックし、窓際行ってシコって寝るのが『正解』。

こんなもん最後まで読むな。馬鹿が。


ちなみに今『カス』グループではこの遊びは固く禁止されている。元々悪い頭がもっと悪くなるから。

妥協の果てにこんな糞そのものみたいなゲームに手を染めてしまう前に、早いとこボードゲームやりたい欲を解消しておきたいものだ。

趣味がパチンコしかないって話

はてなブログ10周年おめでとうございます。

そんなめでたい節目の年に相応しい、はてなブログ史上最低と思われるタイトルの記事です。


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皆さんはパチンコってやったことありますか?

やったことない奴はこのブログ見ないでください。汚らわしい。きっしょ。引くわ。パチンコもやったことないお前みたいな奴が俺のブログ読んだとか絶対他の奴に言うなよ。ウチの『格』が落ちるから。


僕は18歳になってちょっと過ぎた頃に、地元のパチ屋で1円パチンコでパチデビューした。

たしか最初に打ったのは『戦姫絶唱シンフォギア』。今はシンフォギア2が出てますね。僕は初代の方が好きです。

その後、当時好きなアニメだった『シュタインズ・ゲート』や『コードギアス』、『化物語』、拳銃ボタンが楽しい『ルパン』など、色々と打ってきた。


一番ハマった機種は、『CR緋弾のアリア2』の甘デジ。人気ライトノベルシリーズを元に作られた、この記事のサムネにしてる機種だ。

大体のパチンコは、大当たりすると50%くらいで確変(=確率変動。大当たりしやすい状態に移行することだ)に突入するのだが、アリア2は100%確変の機種で、大きな勝ちは期待できないけどまったり遊ぶことができるのが好きだった。

パチンコ界隈はけっこう、パチンコに演出の派手さなんて求めていないと言うユーザーが多いのだが、僕はけっこう演出にも楽しさを求めている側の人間だ。

アリア2には、『ヒステリアモード』という演出があり、制限時間内にボタンを何度か押させてもらえて、押す度にチャンス演出をストックしたり信頼度を上げたりできる。

この演出がカッコよくて疾走感があって好きだった。それまで全然期待できないような演出が続いていても、このヒステリアモードで一気に期待度が上がる、みたいなこともあって、そのバランスがとても面白かった。

もうほとんどどの店にも置いていないけれど、見かけたら打ちたい1台である。


パチンコの王様、『海物語』シリーズも好きだ。

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『沖海4withアイマリン』はその中でも最も打ち込んだ機種のひとつだ。

サムも見たことがあるし、金魚群もハイビスカスモードの中央ラインリーチ目も、枠外プレミアなど各種プレミアも沢山見た。

海物語と言うと、若いパチンコユーザーからは「ジジババの打つ台だろあんなの」みたいなことを言われがちなのだが、これは大きな間違いである。

最近のドッカンバッカンえげつない演出を出して平気で外れる台に疲れた時に、わずかな違和感や数多くの法則性で楽しませてくれる海物語シリーズは最高に面白い。


と、ここまでパチンコやったことない人間の屑共を置いてけぼりにするような内容をつらつら書いてきたが、本題はここからである。


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虹文字なので大当たり濃厚ですね。確変までは確定じゃないです。


パチンコ以外の趣味がない。

というより、それまではゲームが趣味と呼べるものだったのだが、パチンコを打つようになってからというもの、どんな娯楽をやっても、あの強烈な脳を焼く快感を超えてこないのである。

1年くらい前、ポケモンルビーをめちゃくちゃ久々にやった時に、色違いのクチートが出てきたのだが、マジでビックリするくらい何も感じなかった。

「どうせ1/8192引くんならGOD引きたかったわ~」とまで思った。改めて文字に起こすとマジで最低だな。

(今現在GODは『ポセイドン』と『はーです』という産廃くらいしか置いてないし、そもそもスロットはジャグラー以外ほとんど打たないが)


これは本当に由々しき事態である。

もはやエンターテインメントの物差しがパチンコになってしまっているのだ。

ちょっと前までプロジェクトセカイという初音ミクのアプリゲーにハマっていたのだが、高校生時代のようなガチャ欲がなくなったせいで、最高レアの星4とかを当てても「その運パチンコで使えや……」とか思ってしまう始末である。

末期すぎる。重症だ。


緋弾のアリア』や『マクロス』などのアニメと出会うキッカケになったという点では、パチンコに出会ってよかったなと思うが、脳を焼かれて他の娯楽がかすんで見えるようになってしまったのは本当に残念である。

もうペルソナ3で合体事故が起きるまで粘って最強オルフェウスを作った時の興奮は味わえない。同程度の確率なら、ダンバインで20連した時の方が気持ちいいから。

もうポケモンサン・ムーンで何度もリセットを繰り返してグラジオから色違いのタイプ:ヌルをもらった時の興奮は味わえない。同程度の確率なら、大工の源さん超韋駄天で30連した時の方が気持ちいいから。


そんなわけで、僕がこのブログを始めたのは、何かパチンコの他に新しい趣味を、金のかからない趣味を見つけないとそろそろヤバいと思い始めたからである。

アフィリエイトとかやってみようかな。1パチで遊ぶ軍資金くらいになればいいな。


つらつら書いてきたが現代日本でパチンコ以上に熱く燃えたぎる娯楽はない。

みんなもパチンコ、やろう‼️

最小単位の文化圏の話

f:id:bachigai19:20211124143159j:plainみんな~~~~!!文化してる~~~~!?


今回の記事とマクロスは一切関係ないのだが、

さて、皆さんは『小さな文化』と聞いて何を思い浮かべるだろうか。

多くの人が、小学・中学生時代、クラス内だけで共有されていた身内ノリみたいなものを思い浮かべるのではないだろうか。

変な喋り方をする教師の誇張しまくったモノマネとか、何か変なキッカケで流行りだしたクラス内でだけ通じるスラングみたいなものとか、そんな感じのノリである。

今回は『身内ノリ』の話だ。


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その『身内ノリ』が通じる最小単位の文化圏。僕と地元の友人2名と地方に住んでるネットの友達1名が所属している、合計4名のLINEグループである。


身内ノリ①

「おはようございます‼️」は元気に言う


13時にやっとこさ起きてLINEに朝の挨拶を書き込むような社会不適合者たちが、挨拶だけはとても元気よく交わしている。

バイオ6の、おぞましいもん食ってるくせに食卓を囲む家族たちは和やかな雰囲気、みたいな不気味さがある。

「こんにちは‼️」や「おやすみなさい‼️」は言わない。たぶん、「おはようございます‼️」だけは「これから暇だから遊べるよ」という合図だから特別なんだと思う。


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このノリを始めたのは今年の4月下旬くらいなのだが、半年ちょっとで388回もこの無駄に元気な挨拶が交わされているらしい。飽きろよ。

まぁ既に味のしないガムみたいな感じなのだが、なまじただの挨拶というだけに、そろそろ飽きたしやめるか、という空気にならないのが脳死を加速させている。


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身内ノリ②

グループ通話に入ってこない奴を「いけないボーダーライン」を歌って叩き起こす


マクロス関係あるやないか!!

また今日も一日を無駄に過ごしてしまったという悔恨の思いを抱いた我々は、夜中1時に何かゲームやろうぜとか言って通話を始める。

そこで起きてこない奴がいたとして、普通は「まぁこんな時間ふつう寝てて当たり前だよな」と思って諦めるだろうが、我々は違う。

我々はファミリーである。

ファミリーが遊びたいと言っているのだから、ファミリーなのであれば、たとえ深夜であろうとそれに付き合うのがファミリーである。


身内ノリ③

ファミリー


説明不要。我々はファミリーである。


身内ノリ④

「面白いな」と思ったものを無言で共有する

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Twitterのおもしろツイートやニコ動のおもしろ動画を無言で共有する。

我々は常に、面白いものを見つけることに全力である。たまにマジで何の反応ももらえなくてしょんぼりしちゃう。


身内ノリ⑤

全員バカなので政治を面白コンテンツだと思っている

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レッツ共産って何だよ。

選挙期間、共産党が便利ワードになっていた(たぶんみんなでよく集まる地元の駅前とかでクソうるさい演説してたのが共産だったから)。

あと政治関連で言うと、大阪府知事の吉村がAPEXのクリプトに似てるとか言って、クリプトを永遠に吉村吉村と呼び続けていた時期があった。今はグループの誰もAPEXをしていないから言っていないけれど、未だに「クリプト」と言ったら「あ~吉村ね」と通じるだろう。


正直、この他にも期間限定で流行った言い回し

(・自分の都合の悪い話に持っていかれそうになった時に「おい、人は死ぬぞ」と言って誤魔化す

 ・ヨルシカとずっと真夜中でいいのに。とYOASOBIを意図的に間違える

 ・都合の悪いことを言われた時に大声で「うるさい!!!!!!!」と言う

 ・そこから「しずかにして!!!!!!!!」「あーーーーーん!!!!!!!」とチェインを繋げる

 など)

がいくつもあり、紹介しきれないし、そもそもどういう起源でそれらの内輪ノリが生まれたのか覚えてなかったりするので、ここまでとしておく。


また気が向いたらこのLINEグループの内輪ノリについて書きたいと思う。


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ちなみにグループの名前は『カス』です。

最近のネット用語腹立つって話

僕は基本的にインターネットが好きである。


大小さまざま、前向きな理由から後ろ向きな理由まで色々あるけれど、おそらく、テレビではできない笑いができるから、というのが一番大きな理由だと思う。


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上の画像、少々見苦しいかもしれないがご覧頂きたい。

『ホモビデオの男優のイキ顔と、別のシーンの体をバラバラに切り抜いたものをくっつけて、コマ撮りアニメーションにしてあたかも駄々を捏ねている子供のような動きをさせたもの』

である。


インターネットに造詣の深くない方はここで、

えっ!?『ホモビデオの男優のイキ顔と、別のシーンの体をバラバラに切り抜いたものをくっつけて、コマ撮りアニメーションにしてあたかも駄々を捏ねている子供のような動きをさせたもの』!?

と、もうそれはそれはハチャメチャにビックリされていることだろう。


倫理や人権の問題はさておき。

「さておき」で片付けていいことではないと思うがとりあえずさておき。

こんなこと、果たしてテレビなどのメジャー媒体でできるだろうか?

反語の無駄遣いである。できるわけが無い。しかも信じられないことに、こんなものが何千何万と作られていて、これらを素材として荒唐無稽な筋書きのアニメ動画みたいなものさえ作られている始末なのである。

イカレているとしか言いようがない。


これはほんの一例で、恐ろしいことにインターネットはこれと同等かそれ以上に有り得ないほどモラルに欠けたユーモアで溢れている。

僕はそれが子供の頃から大好きだ。

小学生の時から『スネ夫探偵事務所』とかめちゃくちゃ見ていた。


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ドラえもんの3Dモデルで超絶バイオレンスなことをしているという、漫画の神様を冒涜するような怪作である。)


そういったものを愛する気持ち、インターネットでしか許されないユーモアが好きだという気持ちが高じて、僕は小学生にして2ちゃん用語やネット用語を多用するめちゃくちゃキショいオタクになっていた。

『www』とか『ワロタ』くらいのレベルならまだ可愛いものだが、『久々にワロタ』のAAをガラケーのメールの返信で使ったりしていた記憶がある。


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今思い出すだに指を切り落としたいほど恥ずかしい。

吉野家コピペでクスクス笑ってるような小学生のガキ、その時点で〇した方がいいだろ。


自分自身に、そういった

『ネット用語を多用していたキショい時期』

という黒歴史、自己嫌悪があるせいだろうか。


僕は今、SNSとかで触れるネット用語に対して若干の嫌悪感を催すことがある。

同族嫌悪だ。あの日の恥ずかしい自分を思い出すのである。


『草』とか『ンゴ』とかの、ちょっと一般にもギリギリ許された感のあるネット用語には、全く嫌悪感を抱かない。

しかし、最近の『~してもろて』とか『てぇてぇ』とかはどうしても、なんかこう。何だろう。オブラートに包んで言うと虫唾が走る。


『~してもろて』って何だ。してくださいって言え。それが面倒くさいならしろって言え。

今どき関西人も『~してもろて』とか言わんわ。〇すぞ。自〇しろ。


『てぇてぇ』って何だ。お前は本当に何だ。多分、この言葉は『尊い』を崩した言い方である、という予備知識が無くてもムカついていただろう。響きからして腹立たしい。

『てぇてぇ』の何が腹立つって、そもそもネット用語として使われる『尊い』も許せていないのだ。

二次元キャラクター同士の関係性を指して「尊い~~😭😭」とかよく言ってるのを見かけるが、結局それってその表現に逃げてるだけじゃないのか。

僕は『逆転裁判』の成歩堂龍一綾里真宵カップリング、いわゆるナルマヨはけっこう好きなのだが、

僕が彼らの関係性について抱いている「親子のようできょうだいのようで友達のようで恋人のようで夫婦のような、お互いがお互いに単なる親愛や恋愛の感情だけでない複雑な感情を抱いている様子がとてもいじらしく、可愛らしいと思う」という感想と、

他の尊い濫用オタクの「ナルマヨほんと尊い~~😇😇」みたいな感想が同値として扱われるのが許せない。

何なら、己がきちんと文章で表現するのを面倒くさがっているのを棚に上げて、「好きすぎて語彙力無いなった」とかほざいて、あたかもちゃんと文章でそのジャンルやカップリングのどういったところが好きなのか述べているオタクよりも自分の方がそれを愛しているみたいな感じを出す奴までいる。はぁ?俺の方が好きだが?〇ね!!

あと書いてて思い出したけど「無いなった」とかいうのも腹立つ。赤ちゃん言葉か?脳みそ無い無いで悲しい悲しいだね。母体に帰れ雑魚。〇ね!!


余談だが『てぇてぇ』を最初に言ったのが誰なのか調べたら僕のクソ嫌いなTwitter絵師だった。

お前ラ〇ライブとかにじさ〇じとかウ〇娘とか流行りもんに乗っかって4コマ描いてるけど少なくともウ〇娘に関してはマトモにプレイしてないのバレバレだぞ。クソイナゴが。


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(そのイナゴ絵師の画風を真似して描いた1コマ漫画。我ながら引くほど似せれてると思う)


話が脱線したが、とにかく僕もインターネット老化が進んできて、近年のネット用語に口うるさく文句をつけるような老害になってしまったということだ。

これでは僕が子供の時に嫌いだった2ちゃんねるニコニコ動画を批判する自称知識人のカス共と何ら変わらない。

口汚い文句はこのブログの中だけに留めておこう。

好きだったブログの話

f:id:bachigai19:20211123200555j:plainトリガーハッピーエンド』というブログが好きだった。


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僕が中学2年生くらいの時に、『ダンガンロンパ』というゲームがあった。

小学生の時から、みんながモンハンとか、ちょっと背伸びしてメタルギアとかGTAとかやってる時に、レイトン教授逆転裁判をひとり黙々とやっていた『推理ものをやっている自分はクレバーで格好いい』系の最悪の陰キャだったので、同じく推理ものであるダンガンロンパに非常に興味をそそられた。


簡単にゲームの説明をすると、

希望ヶ峰学園という、各分野の超一流の才能を持つ高校生を集めた超すげー高校があって、

全ての平凡な高校生の中から抽選で選ばれた『超高校級の幸運』・苗木誠がそこに入学するのだが、なんやかんやあって殺し合いデスゲームに巻き込まれてしまう……という内容。

誰かを殺せば学園から脱出=卒業できる。

そのためには、その後に行われる『学級裁判』を、自分が殺したとバレずにやり過ごさなければならない。もしも犯人だと指摘されてしまうと、おしおき=処刑されてしまう。

プレイヤーは苗木誠の視点で、次々に起こる生徒間の殺人事件の真相を、学級裁判で暴いていく……という、平たく言えば人狼みたいなルールの推理ゲームである。


チョ~~~~面白そ~~~~!!

しかし当時の僕はダンガンロンパをプレイするためのゲームハードであるPSPを持っていなかった。

大人になった今となってはこの行為は恥ずかしいこと極まりないが、当時の僕は、

『遊びたいけど買えないゲームは、YouTubeで実況動画を見て補完する』

という行為によって満たされない心を満たしていた。

スパイク・チュンソフト、すまない。


しかしダンガンロンパはゲームの性質上、ネタバレは致命的。YouTubeでの実況配信などを固く禁じていたのだ。

それでもダンガンロンパの実況が見たい!!

下痢グソ撒き散らして発狂しながらインターネットを漁りまくった中坊の僕が、最後に辿り着いたサイトこそ、この『トリガーハッピーエンド』である。


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とある魔術の禁書目録』の感想がメインコンテンツの個人ブログだった。

ブログの管理人は『デビ』さんという人で、『とある』の白井黒子というキャラが好きだった。今はブログもTwitterも消してしまわれたので確認ができないが、たしかTwitterのアイコンは黒子だった気がする。(記事トップの画像の子)


ラノベや漫画の考察という、その作品の深いファンでなければ楽しめないのではないかという内容を、豊富なエロネタやパロネタでみんなが楽しめる内容にしていたのが印象的だ。

あと、『とある』の佐天さんに対して「去年までランドセル背負ってたとは信じられないエロすぎる体」みたいなことを言ってたのを覚えている。アニメキャラへの面白キショいセクハラの達人だった。


ダンガンロンパについてのネタバレ感想記事を読むために訪れたサイトだったが、いつしか僕は、YahooとかGoogleみたいな感覚で、パソコンを開いたらとりあえずトリガーハッピーエンドにアクセスするのが日課になっていた。

当時まったく興味のなかった『とある』の記事も、その日最新の記事として更新されたぶんは読んでいた。

おかげで、僕自身は『とある』を一巻しか読んだことがないが(高校の友達に無理やり貸された)、超電磁砲の好きな夢を見れる装置の話とか、一方通行たちがアイドルやるスピンオフとか、中途半端に部分部分を知っている奴になっている。


一時期、受験などで忙しくてしばらく見れなかった時もあったと思うが、3年以上僕はそのサイトに入り浸っていた。

次第に、更新が1ヶ月、2ヶ月と滞り始めた。

デビさんは1クールごとに2,3本のアニメを毎週見て、それについて感想記事を書くなど、かなりのハイペースで更新していた方だったので、僕以外の読者らもかなり困惑していたように思う。

実際、更新が滞り始めたとき、その時点での最新記事のコメント欄にはデビさんを心配する声が集まっていた。


ある日、近況報告として一本の記事が上がった。

ブログに対して、アニメのスクショなどを載せることの規制が厳しくなったこと。

それに伴ってアニメジャンルの記事を全て非公開にしたこと。

現在再編集を行っているので、過去記事もそういった規制に引っかからないような形に修正して近日中にまた公開したいと考えていること。

コメント欄は、デビさんの久しぶりの声を喜ぶ声で溢れた。今までと形式は多少変わってしまうかもしれないけれど、またデビさんの下ネタやオタクネタがいっぱいの楽しい記事が読める。

誰もがそう思っていた。


そしてまた期間が空いた。

確かめる方法もないし何年も前の話だから正確に覚えていないけれど、その記事から次の記事まで、半年近く空いたと思う。


次にアップされた記事は、ブログをやめるという内容の報告だった。

仕事のストレスで鬱になってしまい、今までのようにアニメやマンガやゲームに触れても、楽しい、面白いという気持ちを得られなくなってしまった。

そんな今の自分にとって、過去の自分が娯楽を全力で楽しんでいた記録は、見るに堪えないものだった。

最後に、ブログ読者への謝罪があったと思う。


その記事を最後に、トリガーハッピーエンドは閉鎖された。


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ニコニコ動画に、メダロット2のゆっくり実況をアップしていたのだが、それもいつの間にか(2020年初めくらいだろうか)にデビさん本人のニコニコアカウントごと削除されていた。


鬱を治すことがどれだけ難しいことかは分からない。

またデビさんの書いた記事を読みたいとは思わない。

こんな風にうろ覚えの記憶で回想して記事を書くことが何になるのか、自分でも分からない。多分何にもならないと思う。

ただ、デビさんが今日を健やかに過ごせていますようにと、切に願っている。

『なにやってもうまくいかない』が腹立つって話

ちょっと前に流行った、meiyoという人の

『なにやってもうまくいかない』

という曲がクソ腹立つという話。


https://youtu.be/vxoKuhPca-A


とりあえず一回、聴いてみてほしい。

一回の視聴だけで、僕がこの曲のどの部分に腹を立てているのか分かった人とは、生涯の付き合いができる気がする。我ら生まれた日は違えど死す時は同じ日同じ時を願わん。


ぶっちゃけ、九割九分は良い曲である。

じゃあどこにそんなに腹を立てているのか。

それは、一番最後のこのフレーズである。


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はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜???????


記事の最初にとりあえず一回聴いてみてくれと書いたにも関わらず未だに視聴していないゲボカスチー牛読者のために説明すると、


この曲は、この最後のフレーズを除いて、一貫して

『何をやっても上手くいかない現代の若者』

の心情、自分を認めて愛してほしいと願う想いを歌った曲である。


記事の最初に貼ったURLはフルver.のものだが、これ以前にサビ部分だけを切り抜いた20秒ver.が先行して公開されていて、

僕はそれを聴いて大変良い曲だと思った。

何をやっても上手くいかない今の自分にグッと響く、

隣で「みんな似たようなもんだよ」と言って寄り添ってくれる、そんな曲だと思った。


そんな曲のフルが公開されたと聞いて、僕は、

「今日も一日をなんとなく過ごしてしまったな……」

という思いを抱えながら、少しでもこの曲に同調してもらいたい、不安や不満を和らげて欲しいと思ってフルver.を視聴した。


20秒ver.と同じサビから始まる。

おお、初見のAメロも自分好みだ。

少ない音でアップテンポな曲調で、なんとなく昔のダウナーなボカロ曲を思い出すな。

いや~良い曲だったなぁ〜〜〜〜……

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はぁ~~~~~~~~~~~!!????!?!?


何度でも言うが、この曲はこの最後のフレーズを除いて、タイトル通り「何やっても上手くいかない」人の心情を歌った曲である。


そんな曲の最後のフレーズがコレって一番ダメだろ。


失恋ソングで悲しみや切ない気持ち、淡い後悔を歌い上げた最後の最後に

「いやお前が気の利いたこと言えんのが悪いんちゃうん?(笑)」

とか言ってくるようなものである。

人の心がないのか?


meiyoとかいう奴はこの曲でメジャーデビューを果たしたそうだ。

そりゃそうだよな、自分の曲でメジャーデビューできるような奴が、俺みたいな何やっても上手くいかない人間の気持ちなんか分かるわけないよな。だからこんなサイコパスみてーな歌詞書けるんだろうな!!


というわけで、『なにやってもうまくいかない』が腹立つという話でした。

いつかネットでクソやばい炎上をしますように。