僕は基本的にインターネットが好きである。
大小さまざま、前向きな理由から後ろ向きな理由まで色々あるけれど、おそらく、テレビではできない笑いができるから、というのが一番大きな理由だと思う。
上の画像、少々見苦しいかもしれないがご覧頂きたい。
『ホモビデオの男優のイキ顔と、別のシーンの体をバラバラに切り抜いたものをくっつけて、コマ撮りアニメーションにしてあたかも駄々を捏ねている子供のような動きをさせたもの』
である。
インターネットに造詣の深くない方はここで、
えっ!?『ホモビデオの男優のイキ顔と、別のシーンの体をバラバラに切り抜いたものをくっつけて、コマ撮りアニメーションにしてあたかも駄々を捏ねている子供のような動きをさせたもの』!?
と、もうそれはそれはハチャメチャにビックリされていることだろう。
倫理や人権の問題はさておき。
「さておき」で片付けていいことではないと思うがとりあえずさておき。
こんなこと、果たしてテレビなどのメジャー媒体でできるだろうか?
反語の無駄遣いである。できるわけが無い。しかも信じられないことに、こんなものが何千何万と作られていて、これらを素材として荒唐無稽な筋書きのアニメ動画みたいなものさえ作られている始末なのである。
イカレているとしか言いようがない。
これはほんの一例で、恐ろしいことにインターネットはこれと同等かそれ以上に有り得ないほどモラルに欠けたユーモアで溢れている。
僕はそれが子供の頃から大好きだ。
小学生の時から『スネ夫探偵事務所』とかめちゃくちゃ見ていた。
(ドラえもんの3Dモデルで超絶バイオレンスなことをしているという、漫画の神様を冒涜するような怪作である。)
そういったものを愛する気持ち、インターネットでしか許されないユーモアが好きだという気持ちが高じて、僕は小学生にして2ちゃん用語やネット用語を多用するめちゃくちゃキショいオタクになっていた。
『www』とか『ワロタ』くらいのレベルならまだ可愛いものだが、『久々にワロタ』のAAをガラケーのメールの返信で使ったりしていた記憶がある。
今思い出すだに指を切り落としたいほど恥ずかしい。
吉野家コピペでクスクス笑ってるような小学生のガキ、その時点で〇した方がいいだろ。
自分自身に、そういった
『ネット用語を多用していたキショい時期』
という黒歴史、自己嫌悪があるせいだろうか。
僕は今、SNSとかで触れるネット用語に対して若干の嫌悪感を催すことがある。
同族嫌悪だ。あの日の恥ずかしい自分を思い出すのである。
『草』とか『ンゴ』とかの、ちょっと一般にもギリギリ許された感のあるネット用語には、全く嫌悪感を抱かない。
しかし、最近の『~してもろて』とか『てぇてぇ』とかはどうしても、なんかこう。何だろう。オブラートに包んで言うと虫唾が走る。
『~してもろて』って何だ。してくださいって言え。それが面倒くさいならしろって言え。
今どき関西人も『~してもろて』とか言わんわ。〇すぞ。自〇しろ。
『てぇてぇ』って何だ。お前は本当に何だ。多分、この言葉は『尊い』を崩した言い方である、という予備知識が無くてもムカついていただろう。響きからして腹立たしい。
『てぇてぇ』の何が腹立つって、そもそもネット用語として使われる『尊い』も許せていないのだ。
二次元キャラクター同士の関係性を指して「尊い~~😭😭」とかよく言ってるのを見かけるが、結局それってその表現に逃げてるだけじゃないのか。
僕は『逆転裁判』の成歩堂龍一と綾里真宵のカップリング、いわゆるナルマヨはけっこう好きなのだが、
僕が彼らの関係性について抱いている「親子のようできょうだいのようで友達のようで恋人のようで夫婦のような、お互いがお互いに単なる親愛や恋愛の感情だけでない複雑な感情を抱いている様子がとてもいじらしく、可愛らしいと思う」という感想と、
他の尊い濫用オタクの「ナルマヨほんと尊い~~😇😇」みたいな感想が同値として扱われるのが許せない。
何なら、己がきちんと文章で表現するのを面倒くさがっているのを棚に上げて、「好きすぎて語彙力無いなった」とかほざいて、あたかもちゃんと文章でそのジャンルやカップリングのどういったところが好きなのか述べているオタクよりも自分の方がそれを愛しているみたいな感じを出す奴までいる。はぁ?俺の方が好きだが?〇ね!!
あと書いてて思い出したけど「無いなった」とかいうのも腹立つ。赤ちゃん言葉か?脳みそ無い無いで悲しい悲しいだね。母体に帰れ雑魚。〇ね!!
余談だが『てぇてぇ』を最初に言ったのが誰なのか調べたら僕のクソ嫌いなTwitter絵師だった。
お前ラ〇ライブとかにじさ〇じとかウ〇娘とか流行りもんに乗っかって4コマ描いてるけど少なくともウ〇娘に関してはマトモにプレイしてないのバレバレだぞ。クソイナゴが。
(そのイナゴ絵師の画風を真似して描いた1コマ漫画。我ながら引くほど似せれてると思う)
話が脱線したが、とにかく僕もインターネット老化が進んできて、近年のネット用語に口うるさく文句をつけるような老害になってしまったということだ。
これでは僕が子供の時に嫌いだった2ちゃんねるやニコニコ動画を批判する自称知識人のカス共と何ら変わらない。
口汚い文句はこのブログの中だけに留めておこう。