インメルマン・ダンス

主に嫌いな物や腹立つ物について書いていきます。

なけなしの金で食ったラーメンがめちゃくちゃ美味かった話

どうも。多重債務者です。

さて、金を借りている人間も金を借りていない人間も共通でみんな大好きなものといえばおいしいごはんですが、その中でもラーメンが好きという人は少なくないのではないでしょうか。

先日、『カス』の金のない友人と一緒になけなしの金を握りしめて、凍えた体を溶かすためにラーメン屋に入り、こんなラーメンを食べました。

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なんとこちら、生卵はオプション追加料金などなしでデフォルトでついてきます。

こってりとした醤油味の中華そば。何も奇を衒ったところがなく、見た目通りシンプルに美味い。

ラーメンの味について語るのはここまでにしたいと思います。僕はラーメン評論家という人間が下痢と同じくらい嫌いなので。


僕は食事の美味さは、食材の質1割、料理人の腕1割、自分の好み3割、そして残りの5割は食べるシチュエーションによって決まると思っている。

なけなしの金で食う飯はいつでもなんでも美味い。

腹が減っている時に食う飯は、暑い時に食う冷たい飯は、寒い時に食う温かい飯は、何より美味い。

コロナウイルスのワクチン2回目接種にて夜中に耐え難い高熱を出した時、水分は事前に用意していたのでもちろん事足りたのだが、とにかく塩分が足りなかった。

そこで、夜食にしようと思って食べていなかったファミマの塩にぎりを食べたのだが、たぶん僕の人生の中で今のところ一番美味かったものはこれだと思う。マジで『命』の味がした。


この例は極端すぎる気もするけれど、ともかく、食事によって得られる幸福感は、食事よりもその周りの環境、人、シチュエーションによって大きく変化するのだという主張は変わらない。

だからこそ、金のない中、金のない友人と、寒空に耐えきれず駆け込んだラーメン屋で食べたこのラーメンは最高に美味かったのだと思う。


逆に人生で一番まずかったラーメンは、バイト終わりにひとりで入った、そこそこ名のあるラーメン屋。

味は美味かったと思う。しかし、何がまずかったかって、店長らしきオッサンがネチネチとバイトの兄ちゃんに延々小言を吐きまくっている様を食ってる間ずっと見せられたことだ。

味はたぶん美味かったと思うのだ。だけどマジで記憶が無い。ただただ、「あのバイト可哀想だったな」という記憶だけが残って、味なんて全く忘れてしまった。辛いのがウリのラーメン屋で、印象に残りやすい味だったはずなのだが。


来月、小学校以来の友達と焼肉に行く予定だ。

思い出話に花を咲かせて、美味しい思い出になるといいなと思う反面、コミュ障陰キャなので、成長してDQNになったかつての友達にビビって気まずくなるかもなぁという予感がしている。

あと金が無さすぎてマジで行けるか分からないのが怖い。誰かお金をください。

本日は以上です。誰か、お金を、ください。