サムネは今回の内容と何の関係もないのだが、記事タイトルを書いた瞬間「響きが同じだな」と思って採用した。
(元ネタ動画
さて皆さん、喫煙はしているだろうか。
してない奴は帰れ。〇ね。自〇しろ。健康にでも気を使ってるつもりか?スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツとかならまだしもお前みたいなやつが長生きして何になると思ってんの?馬鹿が。どうせ「タバコは健康に悪いから~」とか言ってるくせにカフェインだばだばのエナジードリンクとかアホみたいに飲みまくってるんだろ?馬鹿が。しっぽ巻いて帰れ負け犬。馬鹿が。脳みそミミズ。ち〇こちっさ。
これだけ言えばもう嫌煙クソバカ非喫煙者のブサイク共は帰っただろうか。ここからは喫煙者向けに話をしたいと思う。喫煙者の皆さんはファミリーである。
僕は20歳になると同時にタバコを吸い始めた。
周りの奴は普通に未成年の時から吸っていたりしたのだが、僕は「年齢経過に伴って新しい要素がアンロックされていく」感じが好きで、20歳まで待ってタバコを始めた(パチンコも18歳になってすぐ行き始めた)。
吸い始めた理由は、単純に「タバコ吸ってる大人ってカッコいいよな~」と思ったからである。
画像は僕がアニメにハマるキッカケになった作品『WORKING!!』。画面手前の料理人服の金髪男性・佐藤潤はマルボロのレギュラー、いわゆる『赤マル』を好んで吸っているようだ。
他には、ワンピースのサンジとか、タバコじゃなくてキセルだけど花の慶次の前田慶次とか。あと、ルパン三世の男性陣はだいたい喫煙者だったはずだ。
ともかく、そんないかにもオタクっぽい理由で吸い始めたタバコであるが、喫煙歴そろそろ2年というところであることに気付く。
未だにタバコの銘柄が定まっていないのだ。
いちばん最初に買った銘柄は金色のマルボロ、通称『金マル』だった。
LINEで友達に適当な数字を言ってもらって、それを足し合わせた数字が48だったので、それをコンビニの店頭で言って出てきたのが金マル。
これがもう当時の僕にはひどく不味かった。金マルを好きな人には申し訳ないが、なんというか、タバコを長く吸ってきた人向けの味というのか。タバコ吸い始めの僕にとってはヤニ臭さが酷くて、吸えたものではなかった。
タバコのスタートダッシュに失敗した僕。そこから迷走が始まる。
地元から二駅ぶんほど自転車を走らせた先のタバコ屋で、コンビニでは扱っていないような珍しい銘柄をいくつか買い漁った。
『ROCK』という細いリトルシガーは、金マルほど臭くはなかったものの、変な甘さが一本吸いきる頃には若干気持ち悪くなってきてダメだった。
次に『ブラックデビル』。ROCKは変な甘さがあるのだが、こちらはシンプルにめちゃくちゃ甘い。吸い口を少しくわえただけで、綿菓子を食べた後みたいな甘さが残る。甘さの割にタール数が重く、こちらもダメ。
その後、メビウスのオプション(赤、紫、黄)を試してみたり、友人のオススメでウィンストンの緑色のパッケージのメンソール(プレミアムメンソールだったっけ?名称は覚えていない)を吸ってみたり、ピースを友達に一本貰って吸ってみてヤニクラで吐きそうになったり、迷走が続いた末。
僕が一旦辿り着いたのは、マルボロメンソール。通称『緑マル』、または『マルメン』だった。
金マルと同じく、やはり普通のタバコよりもヤニ臭さの強い銘柄ではあったものの、強いメンソール感によって一本吸えばスッキリと目が覚めるので、しばらくはこれをずっと吸っていた。
おそらく、去年の10月まではずっとこれを吸っていたと思う。
しかし、10月に何があったかといえば、喫煙者の皆さまであればすぐお気付きになることだろう。
そう、ファッキン糞たばこ税増税である。〇ね。
それまでワンコインで買えたマルメンだったが、この増税によってだいぶ足が出てしまうようになった。
100円にも満たない増税ではあったが、一ヶ月分に換算すると馬鹿にならない額。金のない貧乏学生にとっては少し苦しい値段である。
そんな中、増税後のタバコ界に救世主が現れる。
安価な有名銘柄シガーの出現である。
キャメルシガーメンソール・ベリーカプセル。
増税により多くの銘柄がワンコインをはみ出す中、400円という破格の値段で買うことができたこのタバコは、やはり少し安っぽい感じはするが吸いやすく、メンソール感もいい感じでスッキリできて、当時コスパ最強のタバコだった。
基本的に、僕はメンソールのタバコを好んで吸う。今まで散々偉そうに語ってきてこんなことを言うと愛煙家の方々に怒られそうだが、僕はフリスクみたいな感覚でタバコを吸っている節があり、タバコにスッキリ感を求めているからだ。
そんなわけで、正直ある程度スッキリできてタバコ感のあるメンソールならなんでもいいのだ。いちばん大きな理由は安さだが、僕はこれを結構気に入って吸っていた。
おそらく、今年の10月まではずっとこれを吸っていたと思う。
しかし、10月に何があったかといえば、喫煙者の皆さまであればすぐお気付きになることだろう。
そう、糞ファッキン糞糞ファッキン下痢糞たばこ税増税である。〇すぞ。
結果、キャメルシガーは500円に値上がり。最大の武器であった安さが失われてしまった。
理不尽。不条理。無慈悲。もはやクーデターを起こしてタバコ税を撤廃させるしかないのか。この令和の世に幕府政治を復活させるべく僕が軍を率いようとしていたその時、新たな救世主は現れた。
フィリップモリス・パープル5である。
初見の感想は「バットマンのジョーカーみてぇな色だな」だった。
現在価格430円。良い意味でも悪い意味でも癖がなく吸いやすい。ガツンと効くようなメンソールの緑マルを吸ったあとだと少し物足りなく感じるが、タバコが初めてという人にもおすすめしやすい銘柄である。
さて、ここまで僕のタバコ略歴を見てきてもらったわけだが、情けないことに今なお「これぞ」という銘柄が定まっていない。
増税とか、そもそも金がないとか、色々な要因はあるけれど、やっぱり最終的には「僕といえばこの銘柄」という一箱に落ち着きたいのだ。
僕の愛するアニメの愛煙家たちはみな、好みの銘柄をひとつに絞っている。そのチョイスがキャラに合っていたり、意外とギャップのあるものだったり、人物像を掘り下げるスパイスの役割を果たしていて非常に面白い。
そんな彼らに憧れてタバコを吸い始めたのだから、ゆくゆくは、自分を現す銘柄というものを見つけたい。
意外とまだ吸ったことのない銘柄もけっこうあるため、喫煙者の皆様、「これオススメだよ」という銘柄があればコメント欄で教えて下さると有難い。
それではまた次回。